保育の特色
1.自然豊かな広い園庭と緑に囲まれた木製アスレチック環境での遊び
2.伝統行事や季節の行事体験など生活体験からの多くの学び
3.一人ひとりの子どもを大切に育て、寄り添う保育
弁当と給食の併用について
弁当の良さは、愛情がこもった手作りの温かさが味わえることや子どもの好みに合わせた料理や量の調節ができることなどです。一方、給食の良さは皆で同じものを食べる楽しさを味わい、栄養のバランスが取れたメニュ-が用意されているということです。保存食材も極力使わないよう工夫されています。偏食も直して行けることや保護者の家事の負担が減ることなども利点です。子鹿幼稚園では、月、水、金は給食(業者が配達する弁当)、火、木は弁当という方式を採用しています。
私服の採用について
制服は毎日着脱するので、着替えが上手になる利点があります。一方、私服は四季やその日の気温の変化に応じた衣服の調節や行事や活動などに合わせて変えることができるなどの点で便利です。また、一人ひとりの個性が表現されるという優位性があります。子鹿幼稚園では、その点を考慮して私服を採用しています。
学習につながる経験について
小学校からは「白紙の状態を前提として授業を始めますので、文字や数字の学習は小学校に入ってからで十分です」と伝えられています。幼児期は準備段階として、きれいな言葉で綴られたいろいろな絵本を楽しむことが大切です。子鹿幼稚園では読み聞かせをすることを大切にしており、図書室にはたくさんの絵本を備えて、貸し出しも行っています。その時期になったらより確かな表現ができるように豊かな会話をたくさん経験させ、語彙を豊富に覚えることも大切です。当園では、日々の保育の中で折につけ、いろいろなことを教えたり、比べたりしながら物事や数などへの興味付けを行いながら自然に覚えるよう指導しています。
少人数制
年少児は一クラス30名、年中・年長児は25名程度とし、先生が全員の子どもに目が行き届くよう配慮しています。年少児は、個々の子により丁寧に対応できるよう2名の先生を配置しています。年中・年長児も補助教員がつくことがあります。
障害児や外国籍の受け入れについて
子鹿幼稚園では多様性を大切にし、お互いに学ぶことを大切にしています。このような考え方から、従来から外国人の子どもや身体的・精神的に障害がある子どもを受け入れてきました。障害児への必要な介助については、通常の担任の他に、専任の講師を配置しています。担任と講師の二人の目が行き届き、一人ひとりの子どもの対応もより丁寧になります。子どもたちは互いに自分と異なる存在を受け入れて、多様な価値観を持つようになります。園児だけでなく、保護者や職員も多くのことを学んでいます。
田んぼや畑を通しての食育について
毎年、園庭にある田んぼでお米を育てています。子どもたちは裸足になって泥んこの感触を実感しながら田植えを行います。秋に稲刈りをして収穫した米は脱穀をしてからおにぎりにして食べています。
また、畑ではジャガイモなど四季折々の野菜を育ててカレーライスづくりなど自分たちで調理をする経験をしています。
生き物との触れ合いについて
園庭の四季を彩る豊かな樹木(桜、イチョウ、びわ、どんぐり、柿、みかんなど…)や、虫たち(蝶々、とんぼ、バッタ、かまきり、蟻、てんとう虫、だんご虫など…)に接することで自然の移り変わりを感じ取り、季節感を育んでいます。また、うさぎやインコの飼育や移動動物園の実践などから命と触れ合い、生命の大切さを学んでいます。