2月の立春を過ぎてからは日を増すごとに明るい時間が増えました。
庭の樹木を見上げると枝先に木の芽がついているのを確認できます。もうすぐ近くまで春がやってきていますね。春と言えば3月は様々な旅立ち、別れの節目があります。幼稚園で一緒に過ごした年長児の卒園、在園児の転出、教職員の退職など様々な理由で離ればなれになる時がきます。その時を迎えるまでの日々のカウントダウンがいよいよ始まりました。名残を惜しみながら一日一日を大切に、 十分に楽しんで過ごせるようにしたいです。
令和6年度はPTA予算からの絵本の購入に加えて卒園生保護者の皆様からも絵本を記念品として贈呈いただきました。幼稚園が以前から大事にしてきた絵本教育をより豊かにしていけるものと思います。お帰りの時間にテラスを歩くとどのクラスも担任の先生が絵本や紙芝居の読み聞かせをしており、おしゃべりをせずに静かに見入っている園児たちの後ろ姿がなんとも愛らしいです。絵本からたくさんの言葉を吸収してお話し上手の子どもたちに育ってくれたら嬉しいです。幼児期によりたくさんの絵本に関われるよう行なっている絵本貸し出しは何十年と続く子鹿幼稚園の伝統でもありますが、時々残念なこともあります。 先日、ページの一部が破れている絵本を見つけて補修してくれていた先生がいました。見ると購入は令和5年度で園児たちから人気のシリーズ絵本でした。絵本を家に借りて帰りましたら、 大切に扱うことを教えながら読んであげてください。万が一、お子さんや下の弟妹が破損させてしまったり落書きしてしまったりした時は黙って返すのではなく事情を話して相談することが大切な事も併せて教えてあげてくださると嬉しいです。
園長 熊田佳美