節分

 北風が冷たい日でも子どもたちは毎日園庭を走りまわって遊んでいま す。まさに「子どもは風の子」ですね。コーナーで用意されたコマ遊びや 乗り物、年長さんはドッチボールなど繰り返し遊ぶうちに遊び方が上手に なっているように感じます。

  2月3日の節分に向けて幼稚園ではどの子も鬼のお面づくりに取り組 み、豆まきを実施します。豆まきの集会の時には、いつも「節分」はどの 季節からどの季節に変わると思うかを聞くのですが、冬から春に季節が変 わることを当てられる子どもが結構いるので驚きます。季節外れの気候で 年間を通じて四季が薄れている中、行事の経験から学んでいる子どもたち です。豆をまく時は病気や自分の苦手なこと(泣き虫、意地悪、忘れん坊) などを人間の中にある鬼に見立てて退治します。幼稚園も災い無く福を招 くよう願いながらまいています。鬼に扮した職員は思いっきり豆をぶつけ てくる園児達のために奮闘してくれるのできっと今年一年が平和で幸福 になることでしょう。

節分が過ぎると三寒四温を繰り返しながら季節が春に変わっていくに つれて、子どもたちは進級や就学に向けた生活を意識するようになります。

昨日までできなかったことができるようになって、新しいことに取りく んで一人ひとりの子どもたちが力つけて頼もしくなっていく様子を楽し みに過ごしていきたいと思います。特に2月の子鹿パーティーは劇やオペ レッタで一人ひとりの子どもがクローズアップされるので更に楽しみで す。

園長 熊田佳美