園庭あそび

  暑さ寒さも彼岸まで。その言葉に期待しながら9月の異常ともいえる暑さに対応してきました。これからの季節はできる限り園庭の遊びを復活させて、たくさん身体を動かしたり虫や木の実を見つけて自然を感じたりしたいと思います。園庭の遊びは目で見て、音で聞いて、鼻で匂いを感じて、手で触って、心で感じるなど五感を刺激する体験が豊富にあります。また固定遊具では上る、ぶら下がる、渡る、滑り降りる、つかまるなど体の機能を動かす事で運動神経や体力を養う事ができます。さらに友だちとの遊びに広がるとルールを考えたり順番を守って気持ちをコントロールしたりする力も身につきます。こんなふうに言っていると子どもたちの育ちにいいことづくしの戸外遊びですが、室内よりも怪我が起きやすく子どもだけになりがちな場所もあるので常に大人が見守る必要があります。園庭開放が存分にできる季節をこれから迎えるので、降園時の園庭遊びの際は保護者の皆様がしっかりと子どもたちの遊びを見守り、必要に応じて教えたり助けたりしてあげてください。
 園児たちの格好の遊び場である園庭が安全と清潔で心地よく活動できる庭であるように、園児たちが登園する前に先生たちは園庭の掃除や見回りを毎日欠かさずにしています。そして猛暑で作業が遅れていた専門業者に代わって草取りをしたりプレーデーに向けてグランドの整地作業を一生懸命にしたりしていました。制限されてなかなかできなかった戸外遊びができる季節を迎えるようになり、子どもたちはストレスを発散して思い切り遊ぶことでしょう。健やかに成長していく姿をたくさん目にすることを楽しみに園庭の遊びを見守っていきたいと思います。

園長 熊田佳美