災害と命の大切さ

  五月晴れという言葉があるくらいなので親子遠足も気持ちの良い季節に実施できると期待していますが、季節外れの猛暑や大雨などにもどかしさを感じる今日この頃です。新年度の幼稚園生活の流れが整い始めた時期に入りましたので、園児たちに災害について指導し避難訓練をする予定です。

ちょうど1年前の出来事に千葉県内で震度5強の地震発生がありました。その時、千葉市でも震度4が観測されました。東日本大震災の時の教訓から千葉市幼稚園協会では、震度5強の地震が市内で発生した際は園バスの運行を止めるきまりを作っています。子鹿幼稚園では火災や地震などにより園舎外に避難する場合、第一避難場所はブランコ前、第二避難場所は幸町第三小学校になっています。被災の状況で変更しない限り園児の引き渡しはこのどちらかの場所で行いますのでご承知ください。津波の心配がある時は園舎のA棟非常階段を使って上階層まで避難をします。保護者の皆様にも日頃から心づもりをお願いいたします。

夏の猛暑に対し「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました。自分の健康を保つ際の習慣の一つとして、熱中症予防の指導を園でも留意していきます。園バス、園舎の空調を整えてこまめに水分補給を心がけながら一人ひとりの園児の体調をより慎重に見届けるよう気をつけます。幼い子どもは私たち大人と違って猛暑に対する抵抗力も弱いので、家庭生活でも気をつけて過ごすようお願いいたします。

幼稚園のHPに「活動報告」のページがあり、時々更新して園内の様子をご覧いただけるようにしていますが、6月の保護者参観日では、ご自身の目でクラス活動の様子をぜひ感じてください。家では甘えてやらない事も自分の力で頑張っている様子に感心したり愛しさが増したりすると思います。

園長 熊田佳美