言葉がけが持つ力

朝晩の冷え込みを感じる季節になり、園庭の木々も色づき始めました。
先日、年少児が通用門を出てすぐの場所まで落ち葉や木の実拾いに出かけていました。持ち帰ったバケツの中をのぞき込むと、色とりどりの葉っぱやたくさんのどんぐりが入っていました。秋の季節が一気に押し寄せてきた感じがします。

また、スポーツプレーデーの開催時期を遅めに設定していたので、すがすがしい秋晴れの中、元気いっぱい走ったり演技の練習をしたりと園庭での運動が思う存分にできました。どの学年の子どもたちも、みんな意欲的に参加していて、回数を重ねるたびにどんどん走り方が頼もしくなったり演技が明確になったりしていくのが見てとれました。私は、クラス担任を持っていないですが、子どもたちからは先生たちの仲間だと思ってもらえているようで、私が投げかける言葉も担任の先生方がかけている言葉と同様に受け止めてくれることが殆どです。そのため、話しかける時は次の行動に繋がっていく事を想定しながら前向きにやる気が高まる励ましの言葉を選んだり今の時点で出来ているところを褒めて認めたりして、自分の行動に自信が持てるようにかかわるようにしています。そして、更に一歩成長するようにと思いを込めて課題点を一つ伝えることも欠かさないようにしています。
以前、芋掘り体験の当日に雨が降ってしまい延期でがっかりしている子どもたちに「畑の中でお芋がどんどん大きくなっているね」と話していた先生がいて、なんて素敵な言葉がけだろうと感心しました。それ以降、芋掘りが雨で延期になった時に私も使わせてもらっています(笑)。

園長 熊田佳美