梅雨の時期は戸外で遊ぶ機会が減ってしまうので子どもたちもストレスがたまりやすくなります。保育室では体操やリトミック、ゲームなど身体を動かしたり頭を使って考えたりする時間を設けてエネルギーを発散する工夫が見られます。年長クラスでは、牛乳パックやお菓子の空き箱、トイレットペーパー芯などの廃品を使って自由工作を楽しんでいました。精神面での健康は子どもも大人も日々の生活に大きな影響が出るものなので、健やかに過ごせることが一番の幸せだと感じます。
コロナ禍を過ごしてきた園児たちは、病気に対する免疫が少なく、おなかの風邪、季節性の風邪といった診断で38度から39度台の高熱が出て、咳や鼻水が止まらない症状での欠席連絡が増加傾向にありました。特に年少児は風邪が蔓延して欠席者が出席者を上回った日もあり学級閉鎖にしたクラスも出たほどです。これから少しずつ集団での病気に対する免疫や抗体ができてくる事に加えて、日頃から丈夫な身体づくりを意識して「食生活」や「運動」を心がけるようにしたいものです。幼稚園ではプール活動の実施時期になります。必要な身支度の習慣、プールに入る前の準備体操、活動中の注意点、プールから出た後の過ごし方など、安全にプール活動に参加するためにたくさんの覚えることが詰まっています。暑さをしのぎ、気持ちよく楽しく経験することで思いっきり楽しめる活動にしていきたいと思います。
プール遊びに参加するには、まずは健康な状態でなければなりません。風邪の予防を心がけ、食事、運動、睡眠の生活リズムを整えてあげるように意識してみてください。もしも体調不良になったときは、早めに療養するようにして症状が長引いたり悪化したりしないうちに治しましょう。 保護者の皆様もくれぐれもご自愛ください。
園長 熊田佳美