自然とのかかわり

 台風19号がもたらした豪雨および河川氾濫による災害で、今もなお、避難所生活の方々がおられます。一日でも早い復旧を心よりお祈り申し上げま す。私たちが暮らす日本は、四季があり、その四季折々の自然を満喫できる日常行事を繰り返して生活してきました。ところが、地球温暖化等で体系が崩れてしまい、異常気象のあおりを直接受けるようになってしまいました。 令和最初のプレーデーは、全員出席でスタートしたものの、予想以上に早い 雨の降り始めにより、途中で中止をやむなくいたしました。ご家族の皆様に は、準備、傘をさしての観覧、片づけなど様々な協力をいただきまして本当 にありがとうございました。できることなら最後までご一緒したかったです。 21日には、演技やクラス対抗競技を実施し、園児たちも積み重ねて取り組 んできた力を発揮することができました。努力したこと、達成したこと、不 完全で終わったこと、それぞれが次の成長のステップになることと信じています。

 ふれあい動物園では、ひよこを優しく小さな手で包み込む年少児や子ブタやアヒルに夢中で餌やりをする年中児、ポニーの背中に乗って余裕の笑顔を見せる年長児の姿がありました。天候不安に配慮して特別に連れてきたポー ルパイソン(飼育用の小型ニシキヘビ)を手にするたくましい先生たちには 感心しました。大小関係ない命の尊さ、食べることの命の育み、様々な動物 に必要なかかわり方を学ぶ貴重な時間になったことでしょう。これからは、 サツマイモ掘り、収穫祭など自然を通じての行事が続きます。可愛い子どもたちのために、秋らしい天候が訪れますように。体験で得る「楽しい」気持 ちは、またやってみたいという意欲やもっとやっていたいという集中力につ ながります。また、脳への刺激もたっぷりです。十分に楽しめる行事になるように取り組んでいきたいと思います。

園長 熊田佳美