平成から令和へ

 ふと見上げると、さみしかった木々の枝に鮮やかな黄緑色の新芽が出ていました。春の季節は初夏へと移りつつあるようです。入園、進級から一週間がたち、どのクラスも少しずつ通常のサイクルでの園生活が回り始めている様子が見られるようになってきました。朝の登園時は淋しさからまだ泣いている園児も見られますが、名前を呼んでもらってなぐさめながら抱っこしたり手を引いたりしてもらい、時間の経過とともに淋しさを忘れて園にある遊具で遊んでいます。中には、まさかうちの子が泣くとは思わなかった!という保護者の方もおられることでしょう。自分の傍らにいつもいてくれたお母さんと離れるのですから、お子さんの自然な姿として受け止めてあげましょう。     

子鹿幼稚園の園庭は数えきれないくらいの樹木や植栽に囲まれているのでたくさんの鳥たちのさえずりが絶えません。かわいい小さな子どもたちに「待っていたよ。ここでたくさん遊んで、大きくなっていこうね」と声援を送っているかのようです。一年前の年少さんが年中に進級し、安定している姿の頼もしいこと!そして新年長さんに至っては声量の大きさや張り切って行動する後姿に幼稚園を支えてくれる立派な年長児になってくれるものと期待が高まります。

天皇陛下の退位と即位が行われるゴールデンウィークは今年に限り10連休。皆さんどんな風に過ごされますか?私は密かに連休明けの新入園児の気持ちの戻りが不安です(笑)。幼稚園の事、忘れないでくださいね。休み中に平成から令和へと時代が変わります。この機会にまだ経験してなかった事にチャレンジして好きなことを探してみるのも良いかもしれませんね。

嬉しいこと、楽しいことを実行して次に頑張るエネルギーをフル充電できるように予定をたてておきましょう。

園長 熊田佳美