子育てに必要なマジック

一年の中でも一番寒さが厳しい時期。冬休み明けからインフルエンザの感染注意報も耳にするようになりました。手洗いうがいの励行はもちろんですが、十分な睡眠やバランスの良い食事、適度の運動を心がけて病気への免疫力を高めるように心がけましょう。

今年の新年のお楽しみ会は「アンディ先生のマジックショー」。手品でした。会に先駆けて始業式には3人の年女の先生たちからマジックの披露がありました。種明かしを知らないと大人でも「えっ?!」と思うような手品をみると不思議を感じます。たまにインチキっぽい?(笑)手品があっても子どもたちは目をキラキラさせて声を出して感動していました。

いい意味で子どもたちは騙されやすいです。子どもを相手に良くない嘘はついてはいけませんが、子どもの気持ちに添って作り話をしてあげた方がいい時があったりもします。子どもについた嘘がやる気力や慰めにつながって子どもの行動にいい影響を与えることがあるからです。私はたまに担任の先生から声がかかり、一芝居うちに行くこともあります。素直な気持ちを持っている子どもたちは大人の言うことを信じて反応します。心して演じなければと思います。成長していつか信用しなくなる時が来たら、その時は、もうだましが効かない年齢に育ったのだと思いましょう。

いい意味で子どもをその気にさせるのは育児のマジックだと思います。私たち大人が一人ひとりの子どもの成長に必要な手品のコツをつかんでマジックを成功させていけたらいいですね。

園長 熊田佳美