成長の節目「プレーデー」

 台風や雨天の影響で延期になっていた「稲刈り」も無事に終わり、本格的 な「プレーデー(運動会)」に向けての活動時期を過ごしています。同じ学 年のクラス同士でホールに集まって、担任が踊るダンスを見たり真似して踊 ったりしながら振り付けを覚えている様子を見かけました。笑顔で飛び跳ね るように踊る子、真剣なまなざしでワンテンポ遅れて手足を動かしている子、 棒立ちのままの子など子どもたちの姿は様々です。今は踊らないけれどいつ かは踊るよねという気持ちを込めて「ちゃんと覚えてから踊りたいのか な?」と、棒立ちの子どもに敢えて聞いてみました。すると、ニコッと笑っ てうなずいていました。プレーデー本番では全員が表現できることが理想で すが、大勢の人を目の前にして体がすくんでしまう性格の子もいるかもしれ ません。出来ない後ろめたさのようなものを小さいながらに感じながら精一 杯立っているのだろうという見方で温かく見届けていただけたら嬉しいで す。昨年、そうだった子どもが今年は元気いっぱいに踊っています。

最後のプレーデーとなる年長さんには来年のプレーデーはありません。 一人ひとりがそれぞれに掲げる目標に向かって頑張る姿を応援し、達成でき るよう励ます毎日を過ごしていこうと思います。

竹の節目と節目の間は成長の幅が大きいように幼稚園の生活で「プレーデ ー」の節目を通して子どもたちは大きく成長することでしょう。秋は自然も 豊かな時です。園の内外でたくさんの自然にも触れ、日本の伝統行事や季節 ならではの行事を体験し伸びていく姿を想像してわくわくしています。

園長 熊田佳美

いい仲間関係が広がる2学期に!

肌をなでる風が秋の気持ちよい気候を感じさせてくれるようになりました。平成最後の夏は、“命の危険を伴う暑さ”なんて言われる程の猛暑でしたね。そして、毎日のように命に関わるニュースが絶えませんでした。その中の一つ、山林で迷子になってしまった2歳児の男の子を見つけ出した御年78歳の尾畠春雄さんは一躍時の人となりました。失われた命のニュースが多い中、救われた命の話が舞い込み、涼しい部屋でTVを見ていた私もちょっと自分の姿を恥じながらも感動して尾畠さんの登場する画面を見入ってしまいました。何でも7年前の東日本大震災の頃もボランティアの振舞いでは名前が挙がっておられたそうで、65歳の退職年齢を機に40年近く続けた魚屋さんを辞めてボランティア活動を始められて今に至ったとのこと。探し当てた事もそうですが、そのボランティア精神にも脱帽でした。尾畠さんのボランティアは、自分の事は自分で責任が取れる範囲で、相手からの礼や見返りを頑固として受け無い徹底したポリシー。ちょっとやそっとではとても真似できません。「助かった○○ちゃんが大きくなって会う機会があったら何て言葉をかけますか?」の問いには「人が喜ぶような、人のためになることをする人になってね。といいますね」と答えておられました。人生の教科書のような方ですね。
さて、長かった夏休みも終わり2学期が始まりました。
友だちの存在を意識し始める年少さん、友だちと一緒に力を合わせることを学ぶ年中さん、友だちを自分の生活に取り入れて互いに影響し合いながら関係を成長させていく年長さん。“自分の事も、他人の事も大切に”の幼稚園のポリシーが広く大きく伸びる学期になりますように。

園長 熊田佳美

体調に気をつけて梅雨の時期をのりこえましょう

梅雨の時期を思わせる陽気になりました。じめじめとしてどんよりと曇った空や雨の日が続くと気分も何となく憂鬱になってしまいがちですね。 室内での活動が続くこの時期は、子どもたちもストレスがたまりやすくなり ます。ちょっとしたことで泣きやすくなったりかんしゃくを起こしたりと手 を焼く場面も増えるように思います。そんな気持ちを発散しやすいように保 育室では新聞紙を使って思い切り破く遊びや体操の音楽をかけて元気いっ ぱい踊る活動に取り組んでいるようです。年少さんもピアノの音に併せてリ トミック表現や簡単なゲームを楽しめるようになりました。椅子取りゲーム を導入したばかりの年少さんのクラスからはピアノの演奏と子どもたちの 足音や止まったりする音、次々と泣き声(悔し泣き)が聞こえてきてこの時 期の風物詩だ!なんてニンマリとしてしまいます。きっと一年が終わる頃に は誰も泣かなくなっていることでしょう。

また、子どもたちが大好きなプール活動が始まります。天候と気温の上昇 を見ながら安全に楽しい水遊びを実施したいと思います。これからの時期は、 日中気温が高くなるために体調をくずし、発熱の症状や耳下腺炎(おたふく かぜ)などの伝染病の発症が多くなります。予防のために、こまめに手洗い うがいをして、汗をかいたら濡れた衣服のままで過ごさないように心がけま しょう。幼稚園でもプール活動の後は髪の毛をよく乾かしてから室内で休息 をとり、水分補給をするようにしています。

子どもたちは大人の姿を敏感に感じ取っています。保護者の皆様も心身の 疲れをためず、体調を崩されないようにお気をつけください。

★来年10月からの幼児教育・保育無償化について政府の全体像が発表さ れました。これからの動きについて慎重に情報を集め、皆様が恩恵を受けら れますように進めていきたいと思います。

園長 熊田佳美

それぞれの居場所

深緑を吹き抜ける風が気持ちの良い季節になりました。幼稚園の園庭に連動したガーデンタウンの公園にはたくさんの種類の野鳥がおり、様々な鳴き声を聞かせてくれます。そんな仲間たちを知ってか知らずかインコのメロン君がある日逃げ出しました。それもバードウィーク中に。風雨にさらされていないだろうか、カラスに狙われてしまってはいないだろうか…。園児や保護者の皆さんからはお声かけをしていただき、職員も商店街にお遣いに出た時は自転車ではしりながらBC公園の辺りを「メロン、メロン」と呼んでみたりもして過ごしていました。「園長先生、プリンは見つかりましたか?」

「都心では野生化したインコが繁殖しているとニュースでやっていました」「インコは一度だけ戻ってくるそうですよ」など毎日のように声をかけていただきました。管理センターにも通報しておいたので情報があったら連絡をくださるようにしておいたのですがあいにく連絡はないままです。たくさんの人たちから心配してもらっているメロン君の特技はおしゃべり。気の向いた時に一方的にしている独り言ではありますが、ガーデンに生息する鳥たちに話しかけ、無事に仲間入りしている姿を思い浮かべるようにしようと思います。

春の親子バス遠足では、それぞれの家庭の事情によりお母さんでなくお父さんに付き添ってもらった園児もいましたし、幼い弟や妹は託児にしておられたご家庭も多くありました。ご協力ありがとうございました。家族が皆で園児の遠足を応援してくださる気持ちが通じてか、気持ちの良い晴れの日に市原キッズダムまで出かけてくることができました。友だちに「○○ちゃん一緒に遊ぼう」と名前を覚えて声をかけるようになった年少さんや新しいクラスに馴染んだ年中さん、転入園児を迎えて仲間意識がより高まりつつある年長さん。どの子もちゃんと子鹿の環境の中で居場所を見つけたようですね。

園長 熊田佳美

新学期の子どもたちの頑張りに“いいね”

急激に気温が上がり初夏を感じる季節になりました。幼稚園の畑に植えたジャガイモやプランターに植えた苺の苗が活き活きと育ち、鮮やかな緑色の葉を濃くしています。種イモを植えた年長の子どもたちは夏に収穫して食べることを今から楽しみにしているようです。入園、進級から半月近くがたち、どのクラスも少しずつ通常のサイクルでの園生活が回り始めている様子が見られます。以前からバンビルームやお遊びの会、園庭開放などで幼稚園との関わりを作っていただいていたせいか登園時に泣く園児が少なくなっている傾向があり「嬉しいような淋しいような感じですね」とにっこり笑って門からお帰りになるお母さんもいらっしゃいました。その反面、まさかうちの子が泣くとは思わなかった!という保護者の方もおられることでしょう。ずっと一緒に過ごしていたお母さんの元を離れるのですから当たり前の姿として受け止めてあげましょう。子どもたち一人ひとりは性格も違えば発達ペースも違うので、感情の現れ方が本当に様々でいい意味で面白い。どんな表情で過ごしているかな。クラス担任とは距離が近づいたかな。友だちの存在を意識しているかな。そんな事を思いながら園児に接してみると皆新しい環境が気に入った様子で笑顔を見せてくれます。発育測定や入室の手伝いをお願いされた年長児が優しく手を引いて年少児に関わる姿も頼もしく感じています。

これから迎えるゴールデンウィーク前後の時期は、いつも以上にエネルギーを使っている心身の疲れが出やすくなる時でもあります。日頃の頑張りに対して家族そろって褒美の時間を作ることも忘れないでくださいね。嬉しいこと、楽しいことを実行して次に頑張るエネルギーをフル充電しましょう。

園長 熊田佳美

お子さまの進級・入園おめでとうございます

 今年の春は天候に恵まれて「桜の花見」を十分に楽しむことができました。
園児たちや保護者の皆様が楽しみにしておられる新学期が始まります。 幼稚園に集う園児たちが楽しく笑顔いっぱい元気に通えるように、また保護者の皆様が安心した気持ちで私たちにお子様をお預けいただけるように新年度に向けて保育室の清掃・環境準備や保育活動計画の話し合い、園児の引継ぎなどをしっかりと進めておきました。併せて子どもたちが安全に遊び過ごせるように、園庭の遊具やアスレチックの点検、砂場の清掃・消毒、エアコンの内部分解洗浄等を行い、子どもたちが安全に遊び、過ごせるようにメンテナンスも毎年実施しています。

保護者の皆様は、お子様の幼稚園入園を機にずっと一緒に過ごしてきた幼い我が子と離れる時間が生まれることで淋しい思いもあることでしょう。お子さんも親の元を離れ社会生活を始めることで不安や緊張を抱いているに違いありません。朝、お子さんを送り出す瞬間、わが子を手放すのは辛いかもしれませんが、園ではお子さんが幼稚園の中で居心地の良い場所や好きな遊び、好きなお友だちを見つけられるように担任はもちろんのこと職員全員で協力し合いながら一人ひとりのお子さんに声や目や手をかけて保育いたします。どうぞ安心して私たちにお任せください。笑顔で送り出し笑顔で迎える。そんなお母さんでいてくださいね。

子鹿幼稚園は、先生と子どもと保護者の皆様の距離が近く、気さくにお話ができる所がとても良いと思っています。もしもわからないことや心配なことなどがあった時は、ためらうことなく声に出すようにしてみてください。 自分一人のエネルギーだけでは解決できないことも、周りの人がヒントをくれて安心に繋がっていくことでしょう。幼稚園生活の楽しさや充実感を皆が一緒に感じていけますように。

園長 熊田佳美

お子さまの卒園・修了おめでとうございます

 そよ風が暖かな春の空気を運んでくる季節となりました。いよいよ卒園・修了の時を迎えます。今年度は42名の年長児が卒園し、43名の年少児と 50名の年中児が修了します。毎日積み重ねてきた園での集団生活やたくさ んの経験をして、どの子も大きく成長しました。
先月の終わりに千葉県のマスコットキャラクター「チーバ君」が幼稚園に 来たイベントがありました。シーンと静まり返って司会のケンちゃんの言葉 に聞き入る姿、息を揃えて大きな声で「チーバく~ん!!」と呼ぶ姿、滑稽 なタイミングで大爆笑する姿…。どの姿を取っても心から楽しんで上手に 参加する様子が伺えました。日頃はおとなしい子もにぎやかな子も人見知り をする子も着ぐるみが苦手な子も、みんなです。また代表でステージに上が って「エビカニクス」を踊った年長さんが何とも頼もしかったこと!子ども たちがホールからいなくなってから片付けを済ませたスタッフの方々が開 口一番に「ここの子どもたちはおりこうさんですね」とおっしゃいました。 (そうでしょ、そうでしょう!!)心の中でそういいながら「そうですか?」 とにんまりしちゃいました。なぜなら会を上手に楽しむ子どもたちを見て私 も同じことを思っていたからです。あんなに純粋で子どもらしい子どもは園 の宝。その子どもたち一人ひとりの成長は私たち教師のやりがいでもありま す。これからも心と身体と考える力のバランスの良い人に成長されますよう にお祈りしています。
この一年間を振り返ってみますと、園児たちを通じて保護者の皆様の存在 がありました。私たちは、精一杯しているつもりでも至らぬ事も多々あった ことと思います。皆様のお力添えに職員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。

園長 熊田佳美

園児たちとのお約束

ことのほか今年の冬は寒さが厳しいように感じました。節分の豆まき行事の際に冬から春に季節が変わる話を園児たちにしたものの、春らしい温かさが恋しい毎日です。それでも幼稚園の庭では梅の花が咲き、ちゅうりっぷの芽や菜の花の丈が少しずつ伸びています。春を感じるとともに卒園や修了が近づき、嬉しさと淋しさが入り交ざった日々がやってきました。

園児たちとは毎学期の始業式や終業式で「挨拶をしましょう」「お話をよく聞きましょう」「友だちを大切にしましょう」の3つの約束を継続してきました。テラスで会った時などに「えんちょうせんせい、おはようございます」と自ら声をかけてくれる園児には「○○ちゃん、おはようございます。自分から挨拶ができて偉いね」と言葉をかけ、はずかしげに通り過ぎようとする子には「○○くん、おはようございます」とこちらから声をかけるように努めました。日中でも「おはようごじゃいます」と声をかけてくる年少さんやバンビルームの子もいますが、「こんにちは。挨拶できておりこうさんね」と褒めます。また、お帰りの時間などにクラスの前を通ると、担任の話を集中して聞いている子どもたちの姿が見られるようになり成長を感じるようになりました。幼いがゆえに友だちを叩いたり引っ搔いたりしてしまった時や中傷することばを発した時には「大切な友だちの体や心を傷つける事は絶対にしてはいけない」と職員室で厳しく叱り、気をつけると約束したこともありました。

純粋で素直な子どもたちは言われたとおりにしてみようとする力を持っています。出来なかったことができるようになり、今はできなくてもしようと努力していることが確認できた時、とても嬉しい気持ちになります。

ご家庭でもお子さんと「ゆびきりげんまん♬」のお約束、いかがですか。

園長 熊田佳美

パントマイム名人

 今年の新年のお楽しみ会は「パントマイムとマジックを合わせたショー ~ピエロ(道化師)からのおくりもの~」でした。泣き出す年少さんがい るのでは?と心配して控えめのお化粧にしてくださったりパントマイム の説明をしながら分かりやすくしてくださったりしていたので、年少さん から年長さんまで全学年が楽しむことができました。PTAから毎年予算 を捻出して、係りの方々が企画・準備・当日の対応をしてくださり感謝し ています。次の日からさっそく見えない綱を持って綱引きのパフォーマン スや風船を膨らますパントマイムをして遊んでいるところをみかけました。

ショーの中で、ピエロのナムが「いつも皆がしている遊びがパントマイムだよ」と言っていました。いわゆる「ごっこあそび」や「なりきりあそ び」は誰から教えられるわけでもなく必ず子どもに見られる遊びで、子ど もの生活そのものと言っても過言ではありません。

幼稚園では間もなく「お店屋さんごっこ」の行事があります。当日まで に品物づくり、話し合い、準備、役割分担など園生活の総合的なねらいが 含まれる保育活動が展開され、保護者の皆様に参観を兼ねてお客さんにな っていただきます。本物の店員さんのようになりきる姿には毎回感心して います。一人ひとりの子どもたちがそれぞれの達成感や充実感がもてるよ う保護者の皆様も園児たちに負けないくらい「ごっこ名人」となり盛り上 げてくださいね。

プレーデー、子鹿パーティーに次いで成長の節目となる行事です。健康 管理に十分留意して元気に参加ができるようにしましょう!

園長 熊田佳美

初心を忘れず大切に

新年を迎え、幼稚園生活も一年間のまとめとなる三学期が始まりました。 今までの成長を確かめながら、より充実した日々が送れるようにしたいと思 います。

私事になりますが、今年の春は子鹿幼稚園着任から 30 年目の節目を迎え ます。これまでに、園児、保護者、職員、地域の皆様などたくさんの方々に 出会い、様々なできごとに遭遇し忙しくも充実した日々を過ごしてきました。 昨年の暮れのこと、今から約 30 年前に自分が描いた採用試験の作文を見る 機会がありました。テーマは「こんな先生になりたい」でした。(どんなこ と書いたんだったかなあ)学生の頃の丸文字が抜け切れない文字を目で追い、 恥かしくなりながら文章を読み進めていくうちに驚きました。当時も現在も 変わらない先生像だったからです。その内容は、「子どもの目線になって保 育ができる先生」です。達成できているか否かはさておき、なりたかった先 生に近づけるように日々目指しながら、これからも子どもたちと過ごしてい きたいと思います。今では、「保護者の目線になって保育ができる先生」と いう目標が一つ加わっています。

まだ幼い子どもたちは、見ること、することなど生活の中で初体験が多く あります。一つ一つの体験の時に感じたり知ったりする「初めての心」を私 たち大人が大切にしてあげたいですね。

皆様にとって健康で幸多き年でありますように。今年もよろしくお願いい たします。

園長 熊田佳美